シーラントで奥歯の虫歯を予防! Fall 2006 - 2 


奥歯の虫歯になりやすい所の1つは歯の上の溝ですが、ここの虫歯を予防するのがシーラントです。

シーラントは歯の溝の所に薄く付けるレジンで、つまり溝の所を薄く覆うことにより虫歯のバイキンがそこに侵入できないようにするものです。麻酔無しで付けることができるので簡単でしかもとても良く虫歯を予防してくれます。

奥歯の永久歯が生えてくるのは通常6歳から8歳ぐらいです。そして永久歯は生えてから最初の4年間ぐらいは一番虫歯になる可能性が高いという調査結果が でています。ですから6- 8才から10 -13才までの間に奥歯が虫歯になる前にシーラントを付けることをとてもお勧めします。

特にシーラントをお勧めしたい歯は、6歳臼歯でちょうどこの永久歯は6,7歳あたりにあごが大きくなるのと共に口の中で乳歯の奥に生えてくる歯です。最初 は1番奥であることと奥歯の永久歯の中では1番先に生えてくる歯なので虫歯になる可能性がとても高い歯です。実際あごが発達すると共に6歳臼歯の奥にも歯 は生えてきます。ですからもちろん他の奥歯にもシーラントはお勧めです。

シーラントは歯がある程度歯茎の上に出ていなければできないのでお子さんの歯にシーラントを付けたいと思われましたら歯医者さんに診てもらい、そしてま だ待つ必要があれば通常の6ヵ月ごとの定期検診でシーラントができる時期を見払らってシーラントを付けることをしてください。

永久歯は歯の表面の溝が深いのでそこから虫歯になり易いのですが、乳歯は溝が浅いので、通常はシーラントを乳歯にする必要はありません。

シーラントは付けたらどれだけもつかというとある研究では1年後には92%、15年後には28%取れないでいたという結果が出ています。確かに薄いレジ ンを付けるものなので絶対に取れないわけではないので6ヵ月ごとの定期検診の際、もしも少しかけていたり、取れているようであれば簡単に付け直せるものな ので、定期検診は本当にお勧めです。

また、当医院ではシーラントを付ける際、特別にエアアブレーションという粉を使用する方法を使い、溝をきれいにしてからシーラントを付けるという方法を用いています。これはシーラントをより良く付着させ長持ちさせるためです。

つい最近アメリカで5万人の子供たちを調査した結果があります。これによると7-15才の子供たちでシーラントをしていた子はしていない子よりも虫歯を 治して詰め物がある率が85%も少なかったという結果がでています。おもしろい事にシーラントは歯の上の溝にバイキンが入らないようにするものだけなので すがバイキンの住みつける場所が減ったことにより全体的に歯の他の場所の虫歯の量も減っていたのです。つまりシーラントは虫歯予防のための1つのとてもす ぐれた方法だといえます。ですからお子様の為にシーラントをお考えでしたら是非、当医院にお気軽にご連絡下さい。

 

 

 

 

 
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