お子さんの毎日の歯の手入れ   May 2007


日本では5月5日はこどもの日で、“子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する日”として祝日になっています。また、5月の第2日曜日はアメリカでも日本でも母の日です。お母さんには本当に感謝です。今回はやはりご両親にとってはお子さんの健康はとても気になる大事な事ですのでお子さんの毎日の歯の手入れの仕方を書かせていただきます。

赤ちゃんであれば歯がまだ無い時でもちょっと湿らせた布で歯茎をふいてあげてください。そして歯が出てきたら布でふくかまたは赤ちゃん用の歯ブラシという物もあるのでそれで磨いてあげてください。赤ちゃんの場合歯磨き粉は使わなくても良いのですがもしも使う場合には2-3歳以下の子にはフッ素が入っていないものを使ってください。これは歯磨き粉を飲み込んでしまうかもしれないからで、赤ちゃんにはそうするとフッ素の量が多すぎてしまうからです。

またお子さんが自分できちんと磨けるようになるのは5,6,7歳位と言われているのですが、それまでは両親の方が磨いてフロスもしてあげてください。フロスは2本でも歯が並んでくっついている場合にはしてください。靴のひもが自分で結わけるようであれば自分で磨けるといわれています。ご両親が磨いてあげる場合2分は基準なのですが1分もしくは30秒でも良いですからよく磨いてあげてください。お子さんを自分のひざの上にのせて磨いてフロスをしてあげるのは良い方法です。お子さんが自分で磨けるようになりましたらご両親の方が自分たちの歯も一緒に磨いて見せてあげるのもお勧めです。子供はご両親のしている事を見て物事を覚えていくので自分たちの歯も大事にしてください。基本として毎日朝晩と2回は歯を磨き、1回はフロスをして下さい。

そして虫歯の予防の一環として口の中を常に1ヶ月に1度でよいですからチェックしてあげてください。ちょっと唇をめくって歯の様子を診るだけでよいですから。そして、もしも変だなと思われましたらお電話ください。当たり前のことですがやはり糖分をあげるのはひかえてください。

哺乳瓶にミルク、ジュース、そして母乳をいれて赤ちゃんにあげ、これをくわえたまま赤ちゃんをねむらせてしまうとこれらの液体がずっと口の中に残ってしまいひどく虫歯になってしまう恐れがあるので必ずしないでください。どうしても赤ちゃんが哺乳瓶をくわえていないといけない場合は水を変わりに入れてあげてください。6ヶ月ぐらいからはコップを使うようにも試してください。そして1歳ぐらいでは哺乳瓶は使わないようにしていってください。

もうひとつ大事なのは虫歯のばい菌は唾液から赤ちゃんに移るものなので自分の使った歯ブラシ、またスプーンなどを赤ちゃんの口に入れないという事です。また、赤ちゃんがお母さんお父さんの口の中に指を入れてそのまま赤ちゃんの口にいれてしまう事も避けるようにしてください。とは言っても赤ちゃんに触れないわけにはいきませんからご両親の口の中の虫歯ばい菌を減らす事が大事ではあります。ですから赤ちゃんのためにも自分たちの毎日の歯の手入れをおこたらないでください。やはりご両親の方も歯医者さんでの定期健診、クリーニング、そして虫歯があれば早めに治すという事をしてください。お子さんの歯の定期健診はアメリカでは1歳からといわれています。私は特に問題がない限り3歳からは必ずする事をおすすめしています。

 

 

 

 

 
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