歯の応急措置 July 2007 - 1


今回は歯に問題が生じた時の応急措置について書かせていただきます。当たり前の用ですが問題が起こった場合はできるだけ早く歯医者に来て下さい。

歯をぶつけてしまった場合

前歯に良くあるのですがスポーツでの事故また変に転んで机などのかどに前歯をあててしまったと言う場合があります。歯が欠けてしまった時にはできるだけその部分は触らずに早めにお電話ください。ひびが変に入ってしまうと治せない事はありますが大部分は元の歯の様に治せます。またその時は大丈夫の様でも後で歯の中の神経が死んでしまう事もあるのでぶつけてしまった時の歯医者でのチェックと治療後も1週間、2週間、また半年後、1年後と歯がどうなっていくかを見守っていく必要はあります。また歯がぶつけた時に動いてしまった場合、もし自分で出来る様であれば元の位置に歯をおしもどして指でその位置にしばらくおさえておいてください。自分でできなければ歯医者ができますから心配しないで出来るだけ早く来てください。まれに歯が事故で完全に抜けてしまう事があります。この場合はまず抜けた歯を捜し、歯はそっと水でゆすぐだけで歯をごしごしと洗わないでください。これは歯の周りについている繊維が取り除かれてしまうともう歯は元に戻しても体とつながってくれないからです。そして歯が乾燥しない様に口の中にいれ唾液でぬらしておくかまたはコップに入れた牛乳の中につけてください。歯が抜けてから30分以内に埋め戻す事が出来ればまた歯が元に戻る可能性が高いので出来るだけ早く歯医者にいらしてください。予防として、歯をぶつけてしまう可能性が高いスポーツをされている方はマウスガードを使う事をお勧めします。

詰め物、またかぶせ物が取れてしまった場合

もしもとれた詰め物がある場合はこの詰め物も歯医者に持ってきてください。またたまに家庭用の瞬間接着剤でとれた詰め物や差し歯を自分でつけようとする方がおられるのですがこれはしないでください。接着剤に厚みがありすぎてうまく付いてくれなく、また口内の温度と湿度により必ずまた取れてしまい、残った接着剤が後の治療に影響するからです。また大きな差し歯やかぶせ物であれば自分で取れた場所に入れておく事ができれば入れてすぐ歯医者にきてください。これは歯が動いてしまうのを防ぐためですが出来なければ心配せずそのままいらして下さい。やはり早めに歯医者に来ることをお勧めします。

 

 

 

 

 
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