幸福と健康 January 2017

あけましておめでとうございます。今年が皆さんにとって良い年でありますように願います。さて、と言う事で、今回は幸福感について書かせていただきます。え?それと歯となんか関係あるの?と思われるかもしれませんが、私たちの健康にとても関係していますし、役にたつ情報です。

幸福感と健康に関して2つのデータがあります。昔の1917年以前に生まれているあるカトリックの修道女たち180人の20歳ごろからの日記があり、その日記の内容からその人の20歳ごろの時の幸福感を測った研究があります。そしてこの人達が何歳まで生きたかのデータがあります。この調査では幸福感が多かった人の方がより長生きをしたという事をみせています。日記の内容がとても明るい人ととても暗い人とまたその中間の人がいて、明るい内容だった人たちは他の人たちよりもだいたい10年長く生きたのです。また、ある研究ではまず何人かの人たちの幸福感を測り、そしてその人たちに風邪のウイルスを注射して風邪を移し、様子を診るという事をしています。本当にされた実験なのですが、幸せ感が強い人はそうでない人に比べ、風邪の症状が軽く、暗い人たちは風邪の症状が重かったのです。もちろん、病は気からと言う事がその通りで、気持の持ちようで、私たちの体の具合はとても左右されるのです。

また、健康とは直接関係無いのですが、幸福感は成功に繋がるというデータがたくさんあります。ある会社に入社した人たちの幸福感を測って、18ヶ月後にその人たちがどうなったかを診た研究があります。この研究では幸福感を持っていた人たちの仕事の評価が良く、しかもその人たちの給料もそれなりに上がっていたという結果がでています。また、大学1年生の人たちの幸福感を測り、その人たちが19年後にどれだけ年給をもらっていたかを調べた研究があります。この研究では大学1年生の時に幸福感がどれだけ高かったかと19年後に年給がどれだけあったかは比例していました。科学的に解る事が1つあります。幸福感を持っていると体がドパミンとセロトニンを分泌し、これらの物質は脳に良い影響を与えます。簡単にいえば、頭の回転を良くします。難しい事を解りやすくし、記憶力も良くします。ある研究では学生たちに数学のテストを受けさせ、その人たちにテストを受ける直前に自分がとても幸せだと感じた時を思い出してくださいと伝えて受けさせるのとそうしないで受けさせる事をした場合、幸せな時を考えた人たちの方が点数が高かったという結果が出ています。つまり、私達の体も脳もとても簡単に自分の気持ちに左右されるのです。もちろん社会的には明るい人の方が好かれるとも言えます。

では、幸福感はどうしたら得られるのかと思われるかもしれません。ショーン エイカーという元ハーバードの教授の方の本"幸福優位7つの法則"の一部を引用して記載します。瞑想は幸福を与えます。瞑想をすると私達の脳の幸福感を与える部分の働きを良くするのです。また、後に何か良いことをするとかあるとか思うだけで、幸福感は増します。後で映画を観にいくとかバケーションがあるとか思う事だけで、明るい気持ちがでてきます。他人に親切にすることもとても幸福感を増します。また、良い環境に自分をおくことも有意義です。もちろん、運動は心の健康にもとても大事です。お金を他の人と何かしらする事に使うとこれも幸福感に繋がります。つまりコンサートや外食やパーティーなどは良いのです。ただ自分に何か物を買ってもそれではちょっとの間だけしか嬉しい気持ちは続きません。また、自分が得意とする事をすると言う事も幸福感に繋がります。歌でも料理でも勉強でもなにかしらのホビーでもする事が幸福感を与えます。もちろん、これはその個々の人独有の事柄になります。

今回は幸福感の大切さについて書かせて頂きました。歯と関係ないようですが、歯と歯茎の健康は実際体の健康ととても繋がっています。もちろん、みなさん歯と歯茎を大切にして下さい。歯磨き、フロスを毎日良くし、そして歯医者での定期検診、クリーニングもして下さい。検診、クリーニング、治療のためにはお電話下さい。

 

 

 

 

 
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