免疫力を上げる July 2020

これを書いている時点ではオフィスを再開して2週間たっています。仕事の仕方、それと特に身に着けているものはずいぶん以前と変わっていますが、だんだん慣れてきています。歯の健康、というか大きく見れば体の健康、を維持する仕事ですので、皆がオフィスで安全であるために出来る事は頑張ってして、治療に励んでいます。コロナウィルスがどういう方たちを重症にして、また死亡させているかを診ると一番の予防策は免疫力を高める事だと良く思います。簡単すぎる事のようですが、免疫力があれば、感染しても症状は無いか軽いかで済む可能性がとても高いです。そこで、今回は免疫力を高めるために出来る事を書き、また少し口内の健康に繋げます。 　　　

大体の方は今となってはご存知だと思うのですが、コロナウィルス感染者の多くの重症な方や死亡された方たちは、65歳以上、または何かしら慢性化した病気を持っている方たちです。実際ニューヨークでコロナウィルスによって入院した患者さんの調査の中では90％は65歳以上か、または慢性化した病気をいくつか持っていたと出ています。コロナウィルスに関係して死亡された方の数も70歳を超えると他の年齢の方たちの数全部の４倍以上います。歳をとった方たちのほうが、いろいろ慢性化した病をもっている可能性は高いです。詳しく言えば、コロナウィルス感染が重症化する可能性が高い方は、高血圧、肥満、糖尿病、心臓病、呼吸器疾患、慢性腎臓病、肝臓病など何か疾患を持っています。簡単にコロナウイルスに体が対応できなくなっている方たちです。もちろん、この方たちを守る事は大事です。そして、それと共に考えられる事が、体に免疫力があれば、コロナウィルスに感染しても大丈夫である可能性が高いという事です。 　　　

実際、免疫力を高めるために出来る事は誰にでもできる当たり前の事です。まず、大事なのが睡眠を良くとる事です。睡眠不足はとても免疫力を下げます。そして、栄養がある食事をとってください。ストレスをためない事もとても大事です。適度な運動もして下さい。運動に関しては過激な運動は逆効果になるので、出来ればしないでください。マラソンなどはその後3週間ぐらいは免疫力を下げてしまいます。ビタミンもとってください。中でもビタミンDは免疫力を向上することが解っているので、お勧めします。ビタミンD3とインフルエンザに関する調査では、ビタミンD3を毎日８００IU服用しているとインフルエンザにかかりにくく、もし毎日２０００IU服用しているともっとかかる率が下がるという結果が出ています。ビタミンDの血清値とコロナウィルス感染者がどれだけ重症だったかを調べた調査もあり、簡単にビタミンD不足であると重症になりやすいという結果がでています。ビタミンDを摂取する際にはビタミンKもとる事はおすすめです。一緒に働くからです。 　　　

簡単に,　健康であればあるほどコロナウイルスだけでなく他の感染にも体は対応できます。何回も前に書いていますが、私たちの体は全体的に繋がっていて、どこか体に問題があれば、それは他の体の個所にも影響します。いろいろな疾患は体を弱め、従って免疫力も下げ、コロナウィルスのような感染に対応できにくくします。歯槽膿漏は炎症物質とバクテリアを血流を通して体中に送っています。いろいろな体の疾患をもっと悪くし、またその逆に体の疾患は歯槽膿漏を治りにくくします。歯槽膿漏の予防、そして治療はとても大事です。みなさん、体の健康のため、またコロナウィルスに感染しても大丈夫であるために、全体的に免疫力を上げる事を心がけてして、また口内の健康にも気を使ってください。もちろん、歯磨きとフロスを良くし、また歯医者での定期検診と定期クリーニングをしてください。治療や検診、クリーニングのためにはお電話ください。