口角炎   March 2025

                       

アメリカ北米でいろいろ目撃されているという巨大な猿人系未確認生物といえば、ビッグフットです。そのため、アメリカではテレビや映画の話の中にビッグフットが現れたり、またビッグフットを探すドキュメント番組などがあります。そして、このビッグフットに類似した存在で、ヒマラヤの雪深い場所に住んでいるとされているのがイェティです。ちょっと調べたら、イェティが日本に伝わった時、呼び方が雪男になったと出て来て、つまりイェティと雪男は同じという事です。全然歯と関係ないです。でも、1964年にアメリカ(話)、日本(アニメーション)、カナダ(声優大部分)、イギリス(音楽)と4か国がかかわって作られたストップモーションアニメーションのRudolph the Red-Nosed Reindeerではサンタの助手のエルフの一人で歯医者になりたいハーミー君がいて、しかも話の中にイェティがでてきて、ちょっとびっくりなのですが、ハーミー君はイェティの歯を全部抜いて噛めないようにしてしまいます。うわ!それでは、無理やりに本題に繋げます。いつもは起こらないけど、起こると痛く、また良く起こる人には起き、しかしなっていなければ、遭遇しない未確認生物のように普段は忘れられている存在の口角炎について今回は書きます。

口角炎とは唇の両端、つまり口の角に炎症が起きる状態です。ここが避けてしまい、赤く腫れたり、そこが感染してしまったりし、痛みが伴うものです。出血する事もあります。一時的なものが多いのですが、慢性化する事もあります。

いろいろな原因がありますが、空気が乾燥しているとおこりやすいですし、免疫力が下がっている時にもおこりやすいです。そして、栄養不足も関係します。特にビタミンB(B2,B6,B12)、や鉄分、そして亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持にとても大事で、不足すると口角炎になりやすくします。従って、B2の多いレバー、卵、納豆、ウナギ、また、B6の多いかつお、まぐろ、そしてB12のためにはしじみ、あさり、などいろいろ食べてください。鉄分もレバー、かつお、まぐろ、あさり、ひじき、そして亜鉛も卵、レバー、ウナギなどといろいろな食べものにはいっています。ビタミンCも免疫力を上げるのに貢献しますから果物、野菜、イモ類など色々食べてください。ただ、口角炎になってしまったら、サプリで補う事も有効的です。

また、口角炎はばい菌や真菌に感染して起こる場合があり、どうも治らないでおかしいと思われましたら、歯医者か皮膚科の先生に診てもらってください。塗り薬を投与する事ができます。ばい菌や真菌の感染を防ぐためには普段から歯磨きとフロスを良くして、口内を清潔にしておいてください。入れ歯や矯正のワイヤーが合わないで起こる事もあるので、そうかもと思ったら歯医者に来てください。

口角炎になってしまったところにはワセリンなどを塗って保湿すると良いですが、気にして口角を多く舐める事はしないでください。もちろん、口を大きく開ける事は避けてください。そして、免疫力が落ちてしまうと治り難いので、睡眠を良くとり、できるだけ規則正しい生活をしてください。

当たり前の事のようですが、良い生活習慣は体全体の健康に貢献します。口角炎も同じで、良い食生活、また良く睡眠をとり、そして口内を毎日清潔にしておくと、なりにくいですし、なったとしても治りやすいです。みなさん、いつも書いていますが、毎日歯磨きとフロスすを良くし、歯医者での定期検診とクリーニングもしてください。

定期検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話ください。

   

 

 

 

 
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