

5月病、 January and September Blues.と歯の健康 May 2025 日本には5月病というものがあります。日本独特のもので、丁度4月のいろいろな事の始まりの後にゴールデンウイークの休みがあり、その後にドーンと気落ちする症状とされています。新しい環境や人間関係にうまくなじめずストレスをためこんでしまい、1ヵ月ぐらいたったあたりに起こってしまうものとされています。もちろんアメリカでは4月が学校や就職の始まりではないので、この事はあり得ません。ただ、似たような事をJanuary BluesとSeptember Bluesという言葉で表します。これはサンクスギビング、クリスマスといろいろ忙しかった後の1月に元の生活に戻った時に急に落ち込むというJanuary、そして夏の休暇の後、元の就職に戻った際、また学校の始まりが9月なので、この環境の変化の際に急に落ち込むというSeptember、のBluesという事です。もちろん、何月だからというよりも、長い人生の中、誰もがちょっと落ち込むという時はあり得ます。これ、でもこの落ち込むという事は気を付けないと歯の健康にも関係します。そしてうつ病になってしまうと、うつ病と歯の健康の関係に関してはいろいろ良く無いデータがあります。そこで、今回は落ち込む事、そしてうつ病、と歯の健康について書きます。 これ本当にそうだろうと思える事なのですが、歯を磨く、またフロスをするという事はうつ病であるとしない方が増えます。簡単にする気がしなくなるからです。しかも、うつ病になっていると歯医者にもよほどの事がなければ行かないというデータもあります。結果的にうつ病になっている方は虫歯が多く、また虫歯も大きくなっていても放っている事になり、また無くなった歯の数も多くなるとされています。そして、歯の数が少なくて良く噛めない、また歯の痛みもあった場合、もちろんうつ病になりやすく、またうつ病も悪化しやすいという調査結果もあります。 5月病は無気力、良く眠れない、食欲がない、イライラするなどの症状を出します。でもこれ歯磨きやフロスをする気がしないという事に加え、これらの症状を起こしている自律神経のバランスが悪くなっている事でもあり、結果的に唾液の分泌量を減らしてしまう事にもなります。つまり、唾液も少なく、従って虫歯や歯槽膿漏になりやすい状態にします。 従って、もちろん5月病やうつ病の予防のためにストレスや疲労をため込まないように意識してください。リラックスするために友達や家族とおしゃべりしたり、趣味に時間をとったり、音楽鑑賞を楽しむなど出来る事をしてください。また軽い運動やお散歩もとても良いです。適度な睡眠もとるようにしてください。もちろん、重い症状でうつ病になっているかもという場合は難しい事は考えないで専門医に行ってください。 歯医者としては、もう簡単に言えてしまいます。どんなにする気がしなくても、頑張って毎日歯磨きとフロスを良くしてください。歯医者での定期検診とクリーニングもしてください。口内の健康、そして体の健康、のためにしてください。 もちろん、定期検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話ください。
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