微生物ダークマターだったTM7      February 2026 1

この題をみて、なんだそれは?と思われるだろうです。ダークマター(暗黒物質)は天文学ではなぜか宇宙のいろいろな箇所に何もないように見えダークなのだが重力がある事が知られていて、この現象を説明するための仮説として考えられている物質です。つまり、現象は観察できるのだけど、それが何かはわからないものです。そして、科学の発展で解ってきたのが、地球上にいるバクテリアは今まで知っていたもの以上にたくさんの種類がある事です。しかし、存在はわかっても培養が出来ず、それらのバクテリアについては何も解っていないという事でもありました。従って、天文学で使われている名称を使って、これらの微生物を微生物ダークマターと呼んでいます。TM7という名称がついたバクテリアも長い間培養が出来ず、微生物ダークマターの仲間でした。しかし、近年、ついにTM7を培養する事に成功したのです。唯一バクテリアダークマターの中でTM7だけ出来、しかも、大部分口内に住んでいるTM7だったのです。そう、今回は口内に繋げてTM7について書きます。

TM7は今はSaccharibacteriaとも呼ばれていますが、ここではTM7と呼びます。TM7は今まで他のバクテリアには診られなかったことをします。このバクテリアは他の種類のバクテリアにくっつき生きます。つまり自分だけでは存在できないのです。知る限り、口内では歯槽膿漏に貢献するActinomycesというバクテリアにくっつきます。Actinomycesもおもしろいバクテリアで、それだけでは何もしないのですが、他のバクテリアが歯茎を歯槽膿漏で侵すとそれを助け、歯茎を炎症させるのです。ところが、ActinomycesにTM7がくっつくとこの現象が大部分なくなります。どうしてそうなるのかはまだわかっていないのですが、結果的にTM7は歯茎を守るのです。

もちろん、だから何なんだと思われるかもしれませんが、まだまだわかっていない事はたくさんあり、もっと将来バクテリアについてわかってくるといろいろ口内だけでなく体の健康に役立つ薬なり手段が出来上がってくると思います。今現代はやはり、毎日歯磨きとフロスを良くして、また歯医者での定期検診とクリーニングをする事が一番の虫歯と歯槽膿漏の予防です。是非してください。

もちろん、定期検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話下さい。

       

 

 

 

 
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