笑顔の価値(笑顔の科学2) December 2011


笑顔が皆に幸福感を与えうる事を前のニュースレター笑顔の科学February 2011に書きました。今回は続けて笑顔の価値について書きます。

オクシトシンというホルモンをご存知の方もおられるかも知れません。このホルモンは特にお母さんが赤ちゃんに母乳を与える時に授乳をコントロールするために分泌されるものなのですが、このホルモンには充実感を与え、人と人との絆を深める効果があります。母乳を与える時だけに分泌されるのでなく、男女両方に色々な時に分泌して影響を与えます。人と人との絆を深める効果があるので、愛のホルモンとも呼ばれています。チョコレートにも入っているフェニールエチルアミンは一時的に興奮的な幸福感を与えるもう一つのいわゆる愛のホルモンですが、オクシトシンは充実した幸福感を与えると言えます。ここまで読まれると、オクシトシンと笑顔と何の関係があるのかと思われるかもしれませんが、このホルモンの分泌を促進するものの一つが笑顔なのです。つまり、笑顔でいるだけで、幸福感を与えるホルモンが分泌され得るのです。

しかも、あるアメリカでの研究では、顔の表情を笑顔だったり怒った顔だったりにするだけで、それにともなった感情がわいてくるという結果をだしています。つまり、楽しい時に笑顔が生まれるのは確かですが、その逆に笑顔が幸福感を生み出すのです。前のニュースレターでも書きましたが、笑顔はまわりの人も笑顔にし得るので、ひとりの人の笑顔はそれにともなって皆を幸福な気持にする可能性を持っています。>

幸福感を自分だけでなく他の人にも与えられるというのは良い事ですが、笑顔でいる事は金銭的にも特である可能性があります。ある研究では笑顔でいる人の方をそうでない人よりも上司が上役に昇進する可能性が12%高いというデータがでています。また、就職のインタビューでも笑顔でいる人のほうがそうしていない人よりも好感をもたらし、仕事につきやすいという結論がでています。当たり前のようですが、アメリカでのまたある違う実験では客に笑顔で接するウエイトレスはそうしないウエイトレスよりもずいぶん多くチップをもらうという結果が出ています。つまり、他人に幸福感を与える事により、仕事も良くしている、また良く出来ると思われ、金銭的にも得をする可能性が高いわけです。

もちろ ん、笑顔でいれば何もかも大丈夫なわけではありませんが、笑顔はとても貴重なものです。従って、歯の美しい笑顔を良くできるように、歯を大事にして下さい。毎日の歯磨きとフロスを良くして6ヶ月ごとには歯医者さんでチェックアップと歯のクリーニングをして下さい。また、もし歯の色、形、歯並びなどが気になりましたらご連絡いただければ笑顔の向上のお助けをします。

 

 

 

 

 
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