例え January 2023  

あけましておめでとうございます。世界各国でいろいろな事が起こっていますが、この新しい年が皆さんにとって平穏で、また皆さんが健康である事を願います。さて、この号で、便りの数が200通目になります。実際は最初の方では1通の中に記事がいくつか載っていたので、記事の数はもっとあります。まあ、でも、いえーい!200通までいった!というところです。さて、今回は簡単な“例え”を使って歯磨きの大切さの復習をします。

まず、前に書いた記事、虫歯菌のうんちとおしっこ November 2019の内容を簡単に伝えます。もちろん詳しく読みたいと思われましたら、ホームページ内で読めるので、そうして下さい。歯垢の簡単な例え話です。みんなごはんを食べたら、うんちとおしっこをします。ちょっと先生汚いでしょうと思わず読んでください。口の中にいる虫歯菌は私たちが食事をすると、特にその中の糖分を食べて、今度は虫歯菌がうんちとおしっこをします。このうんちは粘々して歯にくっつき、つまり歯垢と例えられ、そしてこのおしっこは酸なので、歯を溶かし、虫歯を作ります。まあ、これ“例え”なのですが、とても良い例えです。実際に虫歯菌は粘々した歯垢(バイオフィルム)を作り、歯にくっつき、その中に住みます。そして虫歯菌は糖分を摂るとすぐに酸を作り、歯にダメージを与えます。歯を良く磨いていないと、口内はうんちとおしっこだらけになるというイメージを持ってしまうと、今まで歯磨きを怠っていた方も歯を良く磨くようになるかもと私は思いました。従って、もし歯磨きを怠っていたらこのイメージを思い浮かべてください。

また、歯垢に関しては違う“例え”が出来ます。どぶ、汚いプールの底、掃除が出来ていないお風呂の隅などには変にぬるぬるしたものがくっついています。これは微生物が作ったバイオフィルムで中に微生物たちは住んでいます。歯垢も同じで、ばい菌が歯の表面にぬるぬると付着させています。つまり歯を磨いていないと歯の表面にはどぶのように気持ち悪くぬるぬる粘々のものがつくのです。と、やはりイメージして下さい。そして、プールやお風呂の粘々したものはモップやたわしでこすってとるもので、同じように歯の表面からも歯ブラシでとる必要性があります。もちろん歯の場合は歯ブラシだけでなくフロス、そしてウォーターピックなど使えます。

もうひとつ、これ“例え”と呼べるのかわからないのですが、家の中で掃除をする際、ざっとしかしないと汚れをのこしやすいところは壁と床が繋がる端っこの角とか何かしらが置いてあるところの境目とか普通に届きにくいところです。口内でも同じで、歯と歯茎の境目、また歯と歯の間は気をつけないと汚れが残りやすいのです。従って、歯を磨く際、歯ブラシは歯茎に45°にして歯と歯茎の境目に当たるようにしてください。そして小刻みにこちょこちょっという感じに磨いてください。また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは届かないので、フロスを使ってください。ここはウォーターピックもとても役立ちます。

また、“例え”を今一つ考えたのですが、ちょっとイメージしたくないかなと思いました。一応ゴキブリとかネズミが家の中で大繁殖する事を考えました。これは想像にお任せします。でも、歯垢内にはばい菌がたくさん住んでいて、毎日どんどんばい菌は繁殖します。ばい菌は目では見えないので、気にならないかもですが、もう少し大きなゴキブリやねずみであれば気になると思います。従って、毎日歯磨きを良くして歯垢を良く取り除いてください。歯垢が歯にたくさんついているところに私たちが食事をして、餌をあげてしまうと、ばい菌たちはすごく繁殖し、酸もたくさん作ります。ですから、そうならないように歯磨きとフロスを本当に良くしてください。いつもお勧めしている事が歯磨きを朝起きた時と夜寝る前にする事です。フロスは一日に1回はしてください。もちろん、もっとして良いです。

毎日歯磨きとフロスを良くし、そして、歯医者での定期検診とクリーニングもしてください。歯の健康、そして体の健康にとても貢献します。定期検診、クリーニング、そして治療のためにはお電話ください。

   

 

 

 

 
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